コミュニティ通貨とは
「地域マネー」や「地域通貨」ともいわれ、市民団体などが独自に発行するお金で、一定の地域内や、限られた会員の間でのみ流通する「相手の顔の見える」お金です。主にボランティア的なサービスの提供や、相互扶助の手段として使われ、調和の取れた持続可能な自立型の社会をつくったり、失われつつあるコミュニティを再生するなど、様々な目的で使われています。
コミュニティ通貨Mille（ミレ）が使えるお店はこちらから
Mille（ミレ）とは
ミレニアムシティでは、2002年１月から「ミレニアムシティをつくる会」の会員間で使える独自のコミュニティ通貨「ミレ」を運用しています。2007年5月からは、東京・渋谷を中心に80以上のお店などで使えるコミュニティ通貨アースデイマネーと連携し、相互に利用できるようになりました。それに伴って、携帯電話やパソコンを使った決算システムが利用できるようになりました。
「Mille（ミレ）」の価値は、一応便宜上１Mille（ミレ）＝１円程度とします。また１時間の単純労働で600Mille（ミレ）を基準としますが、これはあくまで目安ですので、実際の取り引きでは、その都度価格を取り決めます。ただし、「Mille（ミレ）」を「円」に換金することは出来ません。また、コミュニティ通貨の特徴として「Mille（ミレ）」には一切「利子」は付きません。
「Mille（ミレ）」は、ミレニアムシティの5つのキーワード「パラダイムシフト」、「セルフビルド」、「環境蘇生と環境共生」、「コネクトハウジング」、そして「ネットワーク都市」、いずれの実現にとっても有効かつ強力なツールとなります。
Milleの使い方
「ミレニアムシティをつくる会」に入会すると、バランスシート（通帳）と交換リスト（自分が提供できるサービスやもの、自分が提供して欲しいサービスやものを記入する用紙）が配布されます。会員間の取り引きはすべて相互の信頼関係に基づいて行われます。
また、オンラインバンキングや、Mille Bankが発行するMille（ミレ）紙幣での取り引きでも可能です。
STEP1
交換リストを記入しMille Bankに提示すると、Mille Bankから定期的に会員提供リスト一覧が会員専用メーリングリストまたは郵送で届きます。それを閲覧し希望にあう情報があれば会員同士で話し合いのもとに、提供されるサービスやものの価格（Mille）を決めて取引を始めます。
STEP2
両者はバランスシートに日付、取引の内容、価格（Mille）と残高を記帳します。
提供者は受取り欄に、依頼者は支払い欄に取引価格Mille（ミレ）を記帳します。
STEP3
両者はバランスシートを交換し、それぞれの内容を確認し、自分のサインとID番号を記入して相手に返します。これで、取り引きの成立となります。
取り引きは原則としてMille(ミレ)で行われますが、経費として現金が必要な場合には、「現金＋Mille」の提示も可能です。例えば、「原材料費＋Mille」や「交通費＋Mille」というようにです。
最新の交換リストが見たい方は、下記のお問い合わせ先にご連絡ください。
Milleオンラインバンキング
バランスシート（通帳）やMille紙幣でのやりとりが、携帯電話やパソコンでMille（ミレ）を貯めたり、あげたりできる決算システムです。オンラインバンキングに登録するとMilleを提携先のコミュニティ通貨アースデイマネー「ｒ」（アール）に交換して、「ｒ」の参加店でご使用頂けます。
登録料は一切かかりませんので是非、ご活用下さい。 オンラインバンキングの登録方法は、こちらへアクセスして下さい。http://ccsp.jp/mc/
（登録する際は、会員番号が必要です。ご不明な方は下記の連絡先へお問い合わせ下さい。）
Milleが貰える
Milleは次のところに参加すると貰うことができます。
●ＮＰＯ法人ミレニアムシティ理事会への参加手当て……1200Mille /1回（理事のみ）
●ＮＰＯ法人ミレニアムシティ総会への参加手当て……1200Mille/1回（理事と社員のみ）
●ミレニアムシティの定期会合への参加手当て……1200Mille/1回
●ミレニアムシティの管理、運営に関する事務作業……600Mille/時間
（詳細は随時「交換リスト」に掲載いたします。）
●ミレニアムシティ主催、協賛イベントでのスタッフ業務……600Mille/時間
（詳細は随時「交換リスト」に掲載いたします。）
今後も普及の状況に応じて、Mille（ミレ）を使える機会をどんどん増やしていきます。
■ お問い合わせ： ミレニアムシティ事務局 Mille Bank
TEL：03-3929-4663 FAX：03-3929-7188
E-mail： info@npo-mc.com